中華2.5GbEマネージドスイッチを買ってみた
これは whywaita Advent Calendar 2023 13日目の記事です。
前日は id:kira000 さんの VRMをモーション付きでWebブラウザ上で動かしてみる - kira924ageの雑記帳 でした。
独身の日のセールで2.5GbEが8ポートと10GbEが1ポートのスイッチを買ってみたので雑にレビューします。
whywaitaはおそらくネットワークにも詳しいのでとりあえずのwhywaita要素です。
ブログにwhywaita Advent Calendarの記事しかない… 🤔
実際に買ったもの
HORACOというメーカーのZX-SWTGW218ASという型番の製品です。
型番は届くまでわかりませんでした。
なお型番で検索しても公式サイトなどは出てこないのでファームウェアの入手は頑張るしかないみたいです。
価格はセール時の割引も含めて70ドルぐらいだったので約10000円です。
外観
何のロゴも入っていない箱に入って届きました。
箱には雑に初期に振られているIPアドレスの情報のシールが貼られていて、本体の底面にも同じものが貼られていました。
検査には合格しているらしい。
ペラペラのマニュアルに大したことは書いておらず、他のポート数のモデルと共通のものでした。
もちろんPSEマークなどはついていないし、プラグに穴が空いていない中国っぽい12A2VのACアダプターです。
これと言って説明することはない本体ですが、前面に電源ジャックがついているものはちょっと嫌いなのでヨシ。
コンソールポートなどもないシンプルな筐体です。
ファンレスなので睡眠も阻害されません(他の機器が静かだとは言ってない)。
管理画面
適当にクライアントにIPアドレスを振ってブラウザで 192.168.2.1
にアクセスします。
すると画像のようなログイン画面が表示されます。
中国語のほかに英語もあったので良かったです。
シンプルなトップページです。
最低限のマネージドスイッチっぽい設定ができます。
全然全部は触っていないですが、必要だったVLANの設定はできたのでOKです。
ただ、VLAN1のインターフェースにしかIPアドレスを割り当てられなさそうだったのは微妙ポイントでした。
設定編
ひとまず軽く設定してみました。
VLAN
Configuration -> VLAN -> 802.1q VLANから設定します。
アップリンクの10Gポートをタグ付きのポートにして、あとはVLAN10と100のタグなしポートを設定してみました。
これだけでは思った通りの動作をしなかったので謎だな~と思っていたら1時間くらい溶けました🔥
Configuration -> VLAN -> 802.1q VIDでも設定が必要でした。
タグなしポートとして設定した上でこの画面でも同じような設定をしないといけなかったという罠があり、ちょっとわかりにくかったです。
機器を接続
設定を終えたので対応機器を接続して適当に速度を測ってみました。
Wi-Fi AP
元々2.5GbE端子がついたAPがあったので接続してみました。
スマートフォンからfast.comで測定してみると1Gbpsの壁を超えたので当初の目的を達成です。
NAS
NASにも2.5GbEのポートがついているのでそっちにも接続してみたりしましたが、色々と時間切れだったので覚えていたら追記します。
2ポートあるモデルなのでこのスイッチの説明通りであればリンクアグリゲーション/ポートトランキングの設定が可能なはず…?
まとめ
ちょっと使いにくい部分もあったものの概ね期待通りに動いているようで良かったです。
日本国内で同じような製品を新品で買おうとすると、アップリンクが10GBASE-Tだったり、アンマネージドだったりで3万円スタートくらいだと思うので1万円で買えるならいいですね。
最近だと中華10GスイッチもX(旧Twitter)で話題になっていたりと、中華製品は全幅の信頼ができるわけではないものの安く遊べるので適度に漁るのが楽しいです。
円安が進んでちょっと手が出しづらくなりましたが、R86s のようなソフトウェアルーティング用の箱も選択肢が増えてきていて気になるところです。
明日はtwismiko=サンの記事です。